The Voice Kids UK 2019 Semi Final レビュー記事

The Voice Kids UK の準決勝を見ていきますよおおおおお!!
他の国と違って、ノックアウトが存在しないイギリスのキッズ版は
それゆえに、なんだかもう、あっという間に準決勝までやってきた感があるね!
物足りなさもありつつ、でも、その見やすさがUKキッズの見やすさでもあるので

各チーム残った出場者の数は3人ずつ!(デュオもいるけど
ここから、決勝に勝ち上がれる出場者が1人ずつ決まっていくことになるわけだ
どのチームも、決勝に行けるであろう出場者は大体予想出来るし
それぐらい、トップを行ってそうな子は才能が輝いているからね
ただ、ダニーのチームだけは、3人の中で誰が決勝に上がれるか予想がつかないぐらい
レベルの高い出場者が集まっているという

ということで、さっそく今回も見ていきましょう!
ウィルのチーム
Raphael Higgins-Humes
(曲:Uptown Funk - Mark Ronson ft. Bruno Mars

ライブショーらしい派手なステージで、ダンス付きで歌う!
準決勝のキックオフはラファエルが、名曲『Uptown Funk』を歌うという
Bオデでの歌唱の事を考えると、彼のポテンシャルを信じた選曲って感じ
キッズらしさと、ちょっと背伸びをした歌い方が共存してる感じがする
そんで、ラジカセや箱型テレビっていうレトロな映像がバックに流れつつも
全体の色彩が金や黄色を基調にしてるのもあって、とっても煌びやかなステージ
選曲からステージング、そしてダンスに至るまで
ウィルがしっかりとラファエルの晴れ舞台を演出してあげてるのが伝わってくる

しかし、ぎこちないパフォーマンス、っていう印象も強いよなあ
準決勝であり、生放送でもあるっていう状況による緊張もあるだろうけど
これは、ダンスの振り付けを気にしすぎている面もあると思うんだよね
いや、ダンスに限らず、歌い方にも気を付け過ぎているかもしれない
ともかく、全体のパフォーマンスが硬くなっている気がしてならない
場数を踏めていないから、ずっと表情が硬いままってのならまだ分かるけど
バトルラウンドでも、大体こんな感じの、硬い表情で歌ってたにしても
でも、Bオデまで遡れば、もっと明るく楽しそうに歌えていたんだよなあ

ラファエル的には、本気で勝ちに行こうとしているっていうことではあると思う
ダンスの切れが結構良くて、この一戦に自分の全てを詰め込んでるのは伝わるし
打ち合わせや練習もみっちりやってたであろうってのは分かるからね

ただ、ダンスに力入れるぐらいなら歌唱にもう少し力を入れて欲しいし
ダンスをするにしても、もっと弾けるような歌い方をして欲しかった
歌うこととダンスをすることに一生懸命になりすぎているけど
この曲を歌うなら、観客を乗せるような歌い方ができていて欲しいよね
Raphael Higgins-Humes Bオデ動画 Bオデ記事 バトル動画 バトル記事

David Adderley & Ammani Bengo
(曲:Can't Stop - Red Hot Chili Peppers

むしろダニーが好きそうなバンド気質な二人……、だが
ううむ……、一人一人のポテンシャルはあるとは思うんだけど
正直、上手く歌えているとは思えないんだよなあ……
特に、それぞれ、自分の歌唱で精いっぱいって印象が強く
相方に合わせて歌おうとしている様には聞こえなかった
別々のスタジオで収録した音源を合わせてるように聞こえる現象

それから、音程を合わせられないのか、音がふわふわしてるのも気になる
ソロパートは、どっちもそれなりに上手く歌えているとは思うのに
二人で合わせて歌ってるところが、なんかもう壊滅的に感じる
全体的に、歌おうって言う気持ちが前のめりになりすぎる気もするし
なんなら、BGMも聞かずに歌ってるようにさえ感じるという
アカペラで歌った音源を、後でBGMとミックスしたような聞こえ方

あと、選曲のミスマッチ感も気になった
楽曲を全く持って自分のモノにできていなくて
ひたすら、練習中のカラオケを聞かされている気分になったという
いや、実際練習中のカラオケではあるんだけども
二人とも、あまり心がこの曲の方を向いていないから、違和感がある
せめて、背伸びをしてこの曲を歌ってるっていう雰囲気があれば良かったか
これならまだ、ラファエルの歌唱の方が聞きやすいと思ったなあ
David Adderley & Ammani Bengo Bオデ動画 Bオデ記事 バトル動画 バトル記事

Lil Shan Shan
(曲:Pricey - オリジナル

シャンシャンのポテンシャル凄すぎでは!?
ようやく今週の The Voice が始まった感wwwww
シャンシャン元々上手いと思っていたけども凄まじすぎだろwwwww
才能が磨かれ過ぎて、とんでもないことになってるぞwwwww
しかも、先に歌った二組と違って、完全に曲を自分のモノにしている!?
とかって思ってたら、これオリジナルソングなのかwwwwww
全然オリジナルに思えないぐらい完成度が恐ろしく高いのに
オリジナルと言われれば、そりゃそうだとしか言えないレベルの歌いっぷりwww

いやあ、シャンシャンのポテンシャルの高さには毎回驚かされてたけども
当たり前の様に上手く歌って、当たり前のように緊張のない表情をして
これ以上にないほどの完成度のパフォーマンスを披露するって
声が子供っぽくなければ、普通にプロの歌唱と思ってたかもしれない
彼女の歌唱を聞いていく中で、一度たりともミスが気になるようなことなんてなかったし
それどころか、余計なことを考えさせないパフォーマンス
聞き手に有無を言わせずに、聞かせる、楽しませる歌い方ができているからすごいわ
単純な歌唱力の高さの問題じゃなく、カリスマ性があまりにも高いよ

というか、歌唱力に関しては、Bオデの時からずっと横ばいで
技術的には、あるいはそんなに成長できていないのかもしれなくて
だけど、今ある能力の使い方がとにかく丁寧になっている
オリジナルソングを歌っているって言うのもあるにしても
歌唱の中に、無理やりな感じが全くないし
絶対歌うの難しいのに、こんなに滑らかに歌えているわけだし

楽曲に関しては、本人オリジナルとは言え
編曲に番組スタッフや、ウィルの手助けがあったんだろうね
そう考えると、他の出場者たちに対するコーチングとは違って
もはや、ウィルのプロデュースによるパフォーマンスって感じもする
ただ、用意された曲を用意されたように歌っていないってところに
シャンシャンの才能の高さと、凄みがあるんだと思うな
仮に、今回もカバー曲を歌っていたとしても
それでも、やっぱり自分の曲として歌えていただろうと思えるからね
Lil Shan Shan Bオデ動画 Bオデ記事 バトル動画 バトル記事

結果、勝者は Lil Shan Shan に
ウィルチームの中で言えば、これはもう結果は目に見えているよね
どう考えても、リル・シャンシャンが歌い始めた段階で
「あっ、全然レベルが違う」って思えるほど頭一つ抜けていたし
実際、シャンシャンが勝者になったことに驚きは全くない
むしろ、通ってしかるべきだろうってレベルだった
ポテンシャル的には、ラファエルがシャンシャンの対抗馬になれたかもしれないけど
歌唱が硬いままで終わってしまっていたのが、少し残念だったかな
ジェスのチーム
Keira Laver
(曲:Zero to Hero - ディズニー映画『ヘラクレス』より

いいけど、キーラのポテンシャルは引き出せているかな……?
圧倒的優勝候補であるキーラの歌唱は楽しみにしていたし
今回もミュージカル楽曲での勝負になってはいたが……
ううむ……、まあ、ワントリックポニーにならないようにするのは良いか……?

Bオデから高い歌唱力と、それ以上に凄まじい表現力を持って歌ってたキーラ
最初からミュージカル系の勉強をしてそうな雰囲気があったから
今回、ディズニーソングから選曲してきたこと自体には驚きはないけども
ただ、選曲的に上手くいっていたかってなると、正直微妙なところ

全楽曲を、しっとりとしたバラードや、歌唱力勝負になる歌にしないで
一旦、楽しい曲も歌えるんですよ、って言うのを見せるのは良い事だと思うし
もしかしたら、キーラが本当にやりたいのは、こういう曲かもしれないが
どうだろうなあ、個人的に他に曲が合ったような気がしてならない
同じ『ヘラクレス』からの選曲なら『I Won't Say I'm In Love』の方が
色んな感情を表現しながら、かつ高い歌唱力も見せなきゃいけないから
キーラのポテンシャル的には、歌いこなせると思うし
そう思う一方で、今回の曲に近いジャンルの曲として
例えばミュージカル『ヘアスプレー』の『You Can't Stop The Beat』を使うみたいな
ありきたりな選曲で挑ませなかったところは良かったとも思うんだよね

ずっとバラードを歌うより、こういう曲を歌うのもありだとは思うけども
例えば、これがノックアウトや、準々決勝ぐらいのタイミングなら
私はそんなに引っかかったりはしなかったと思う

たぶん、大抵の人なら
「キーラこういう曲も歌えるんだ! すごい!」ってなると思うし
むしろ、そういう反応の方が正しいとは思う
というか、私自身、これ書きながら繰り返し聞いていたら
やっぱり良いような気がするな、って思えてきちゃってるし

今回のキーラの歌唱の見どころって
キーラの色んな表情を見ることができるっていう点だと思う
イントロからずっと、明るく、かつパワフルな歌い方をしているのに
楽しい歌唱や、しっとりとした歌唱との切り替えを瞬時に行っていたり
リズムがコロコロ変わる曲ながら、その時々に必要な顔と声ができているから
他の出場者ではなく、キーラだからこそ歌いこなせている感じがあるんだよね
Keira Laver Bオデ動画 Bオデ記事 バトル動画 バトル記事

Amaree Ali
(曲:What the World Needs Now is Love - Jackie DeShannon

足りない部分もあるけど、丁寧に歌えていると思う
なんだかんだで、やっぱりキーラのインパクトが色んな面で強すぎて
アマリーの歌唱はだいぶ陰に隠れてしまいがちだよなあ
でm、ジェスの指示を一つ一つ反映させようとしながら
かつ、自然に歌えるようにしているのが伝わる歌唱だと思ったよ
良かったかっていう話になってくると、またちょっと別だけども

アマリーは、元々歌い方が丁寧な出場者だった
でも、今回の歌唱は、自分が思う「ここはしっかり歌おう」じゃなく
人に言われて「ここを丁寧に歌おう」って歌っているように感じるポイントが多く
この曲に対して誠実である前に、まずジェスに対して誠実というか
ジェスの指導をしっかりと聞いて、実現させようとする意志を感じる

それでいて、すごく良い表情、自然で優しい笑顔で歌えてたりするよね
歌っていく中で、自分の歌唱や能力に自信が持てていて
緊張しながらも落ち着いて歌えているっていうことだと思うから
ラファエルみたいに緊張が勝るような出場者が多い中では
フィジカル的にもメンタル的にも、とても良いコンディションで歌えてそうだと思った
キーラにしてもそうだったけど、この辺りはジェスのコーチングが光ったのかもね

Bオデから変わらず、私はあまり彼の歌唱は好みではないし
さすがにキーラの方が上手いと思うけど
今回は、そんなに悪いとも思わなかったよ
Amaree Ali Bオデ動画 Bオデ記事 バトル動画 バトル記事

Pheobie Lola
(曲:True Colours - Cyndi Lauper

ジェスのコーチングは、良い影響を与えているのかな?
Bオデの歌唱を聞き返してみたら、圧倒的にBオデの方が良かった
ジェスのコーチングが良い影響を与えたアマリーに対して
こちらは逆に、ジェスのコーチングによって歌唱が悪くなってる
……悪い、とも言い切れはしないけどね、曲に合った歌い方だし
ただ、しっかりと声を張って歌えていたBオデに比べると
今回は歌唱があまりにも抑えすぎに思えた
これはこれで、とても丁寧な歌い方ができているとは思うんだけどね
それに、ラスト辺りはしっかりと声量を出して歌ってもいるわけだし
でも、それまで抑えて歌った分のカタルシスを得られる歌唱になっていないし
コントラストとしてあまりうまくいっていないようにも思えたかなあ

今回の歌唱の何が良くなかったかって言うと
抑えて歌うところが、ただ抑えているだけになってしまってたからだと思う
抑え気味に歌いながらも、歌詞の中身を表現するような歌い方になっていれば
繊細な感情を表現できるように歌えていたのなら、違和感はなかったはず
ただ声を抑えて、ただ声を出しているだけって感じの歌唱になってるから
全体、退屈な歌唱になっていたんだと思う

たぶん、ジェス的には一本調子な歌い方にならないようにしたかったんじゃないかな
歌唱の中で、抑える部分と、歌を開放する部分とを用意することで
ドラマチックな歌い方が出来るようにしたかったんだろうな、って思った
Bオデの歌唱を振り返れば、今回よりも歌唱の起伏はなだらかなわけだし

でも、彼女に対しても、アマリーの歌唱と同じことが言えて
絶対にすごく緊張するであろうこの状況で
とても落ち着いていて、とても良い笑顔をして歌えているのは良かった
Bオデの時と比べれば、本当に自然で良い笑顔で歌えているわけだし
その分、安心して彼女の歌唱を聞いていられると思ったかな
Pheobie Lola Bオデ動画 Bオデ記事 バトル動画 バトル記事

結果、勝者は Keira Laver に
まあ、そりゃキーラが勝ち抜くだろうよね
今回の歌唱、初見で流れの通りに見てたら評価微妙だったけど
仮に歌う順番が、3人の中でキーラが最後だったなら
私は逆に絶賛していた……、かもしれない
そのぐらい、先に進むほどにキーラの歌唱ってすごかったなって思わされたという
3人の歌唱を聞けば、キーラに明るい曲を歌わせた理由も分かったし
あれはたぶん、キーラがバラードを歌っていたら
3人全員がバラードで、全体が退屈になったかもしれないから
3人の中で、唯一明るい曲も歌えるキーラにあの選曲をしたんだろうね

しかし、この3人に対するジェスのコーチングがすごく分かりやすかったな
3人に対して、ものすごく丁寧に指導をしていたんだろうなってのが
それぞれの歌唱の中から見て取れたし
結果、面白くなったかってところは微妙だけども
とりあえず、ここはキーラが勝ち抜いたのでそれで良いかな

ダニーのチーム
Conor Marcus
(曲:Hey, Soul Sister - Train

めちゃくちゃ好き!!!!!!!!!!!!!!
どう上手いとか、どう変わったとか以前に、何だこの素敵すぎる歌い方は!!!
選曲に対するコナーの歌い方の聞き心地の良さは何なんだ!!!
コナーの良さというか、英語の訛りが引き立てられまくってるよ!
しかも、キッズだから微笑ましいのとは違うタイプの
素朴な雰囲気のあるシンガーソングライターが持ってるタイプの
聞いているだけで自然と心が優しくなるタイプの歌い方をしている!
キッズだからとか関係なく、声良すぎでしょ!

これすごい何回も繰り返し聞いていられる
たぶん、選曲が何よりもコナーの歌唱に合ってたのが一番良かったんだろうな
音楽の明るさと楽しさ、キュートな雰囲気が、絶妙にキッズ声を生かしつつ
同時に、シンガーソングライター風な、素朴な雰囲気もあって
その素朴さが、コナー最大の特徴である訛りの聞き心地の良さと相性が良く
かつ、最高に魅力的に聞こえるようにしてくれてるんだと思うんだ
ちょうどコナーみたいな声の出し方で歌ってた、ギリシャ版の出場者
アレティ・コスミドウ がPassenger の『Let Her Go』をカバーしたのみたいに
音楽の雰囲気と、訛りの感触が溶け合ってる感じに近い気がする

同時に、音楽の素朴さと歌唱の訛りの融和性があまりにも高いからか
オデのオリジナルソングみたいに、自分で書いたかのように聞こえるという
Bオデの時は、もっと落ち着いた歌い方をしていたものの
歌唱力でそう聞かせるんじゃなく、ナチュラルな声のみでそう思わせてる感じがする

しかし、ここまで良く聞こえるのは、何より歌唱力が上がったのが大きいよなあ
Bオデの時は、オリジナルソングながら、自分でリズムに追うの難しそうだったし
特に、声の出し方、喉の使い方がしっかりとしているように感じる
迷いなく音程を当てることができている、って言うのが大きく
でも、コナー自身は音程をミスらないようにとか、合わせようとかっていう意志がなく
本当に、ごくごく自然な形で音程を合わせることができているから良いんだと思う

そんで、動画のラストで、Of Monsters And Men の『Little Talks』がBGMになってて
あ、それもコナーに、訛りばりばり入れた状態で歌わせてみたいな、って思った
Vance Joy の『Riptide』とかもすごく合いそうだけど
Conor Marcus Bオデ動画 Bオデ記事 バトル動画 バトル記事

Joslyn Plant
(曲:High Five - Sigrid

ダニー……、シグリッドはダメだって、ダニー……
いやああああああ、可能な限り近づけるように歌おうとしてるのは分かるけど
これは上手くいっているとは思えなかったぞ……
リズムはズレズレだし、声の張り方も、完全に練習中の曲を歌ってる感じ
全く持って曲を自分のモノにできていないから
もう音程とかリズムとかのレベルじゃなく
全部を気にしながら歌ってるようにしか聞こえなかった
そもそも、シグリッドの曲を歌わせることが無茶だったと思うよ……

今回、ジョスリンが歌っている曲は
Sigrid っていうノルウェーのシンガーソングライターの曲なんだけど
この曲に限らず、シグリッドが歌う曲はなあ
北欧圏の人たちが持ってる独特のメロディやリズムが根底にあるから
カバーしようとすると、その音楽観を身に着けていないと難しいと思うんだ

英米の歌手って、まっすぐ前に向かって
遠くに届くように音を飛ばすのが得意、って感じの歌い方をするけど
北欧圏の人は、音を遠くの方から近くの方に持ってくると思うんだ
それは、メロディ的にそういう音程の取り方をするって言うのもあるし
発音的に、前に出すんじゃなく、飲み込むように歌うって言うのもあるし
根底にある音楽的な文化圏が、例え英語歌詞でもかけ離れていると思う

実際、今回のジョスリンの歌い方は
元を歌ってるシグリッドが、自然とやってるノルウェーのメロディの取り方や
あるいは、シグリッド特有、北欧圏の人がやるような発音の仕方(≠訛り
それを知らないで、真っすぐ歌うタイプの歌唱で歌おうとするから違和感がある
波打った板の上に、真っすぐな板を置いて、隙間ができてるぐらいのギャップがある

これは、選曲が良くなかったと言わざるを得ないな
しかも、この曲に対して無理やりな歌わせ方をする感じ
コートニーを思い出す……
ダニー……?
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Sam Wilkinson
(曲:Father and Son - Cat Stevens

ここまでで一番しっかりと自分の世界を持って歌ってる!!!
歌い出しからしばらくは、「どうかな?」って様子を見ながら聞いてたけども
これはもう、歌ってる世界が他の出場者と違いすぎて脱帽するわ
みんなカラオケ大会やってるのに、一人だけ違う場所で歌ってる
まるで、ストリートで歌っているかのような気配がありつつ
でも、ただ漫然と通り過ぎていく人たちを眺めながら歌うわけじゃなく
ストリートで、誰にも見向きもされない中で歌い続けながらも
誰かにこの想いを聞いて欲しい、って強い意思を持って歌ってるように感じる
このステージで歌っていながら、まるで孤独なままで歌ってるように感じるんだわ
表現力の高さって言うのは、まったく別種のすごみがあるというか
キーラの表現力が高いとは完全に別の世界の歌い方だと思う
他のチームも合わせて言っても、ここまで自分の世界を持って歌えているのは
サムただ一人だけだよ

大体の出場者たちは、みんな、まず上手く歌おうとしていたよね
ミスなく歌い切ろうとか、練習通りに完璧に歌おう、みたいなのが見える歌唱で
それに、ここまでカリスマ性やセンスを感じさせる歌唱ができる出場者もいた
例えば、シャンシャンみたいにセンスの塊みたいな歌い方をする子や
キーラみたいに歌詞の登場人物になり切って歌える元気はな子もいた
みんな、それぞれ何らかの想いを持って歌おうとしていたし
中には、歌詞の内容を表現しようとする子もいたけども
だけど、サムの何かを表現しようって言う歌い方は、そうじゃなくて
自分が伝えたい想いを形にしようとしているように感じた
もはや、この曲の歌詞の内容を表現しているかどうかはさしたる問題ではなく
この歌唱の向こう側にあるサムの意思と意志
彼の心の輝きそのものに、触れられるような歌い方になっていると思った
上手いのは上手いんだけど、ただ上手いだけじゃないのがほんとすごいな

歌唱自体の根底にあるのは
Bオデから変わらず、アメリカのカントリーやブルースの影響だろうね
特に、前半の丁寧に歌おうとしているところの中には、そういう
アメリカかぶれ、ってわけじゃないんだけど
どこか、イギリス人が無理やりアメリカ人っぽく歌おうとする感触がある
ただ、その歌い方が、サムの世界を作るのに一役買っているのかも
何せ、独特な空気感が生まれるよね、まずそこで
ジョスリンがイングリッドの曲を歌おうとしてできなかったところって
ここの違和感が、違和感のままで残ってしまったのが良くなかったんだろうな
Sam Wilkinson Bオデ動画 Bオデ記事 バトル動画 バトル記事

結果、勝者は Sam Wilkinson に
これは文句なしの決勝進出だよ
コナーもすごく良かったけども
サムの歌唱を聞いてしまうと、サムは本物って感じになってくるからね
今回キーラがちょっと思ったような歌唱じゃなかった分
逆転でサムが一番良くなってるまであったからね

ピクシーのチーム
Liam Price
(曲:Without You - Mariah Carey

歌唱力は高いのに、印象は薄い歌唱になってしまうな
流石に、サムの歌唱の後だと、普通に上手いに留まるけども
仮にサムがいなかったとしても、多分、明日には忘れてる

選曲にミスはなく、歌唱にミスもなく
王道なビッグソングを持ってきて
ビッグソングに合う歌唱をさせて
コーチングには全く持ってミスはないと思う

ただなあ
「上手い」って思うけども、それだけって感じなんだよなあ
丁寧にしっかりと難しい曲を歌えている以外に、褒めようがない
もしキーラが同じ曲を歌っていたとしたら
実力的にもっと広がりのある歌い方をするだろうけども
それ以上に、歌詞の中に書かれてある言葉をしっかりと伝えてると思う

しかし、かといって、この曲以外に何ができたか、って考えても
特に思いつかないんだよなあ……
例えば、ピクシーがリアムの魅力を引き出せていたら
あるいは「こういう曲が合うかもしれない」「意外とこういう曲もいけるかもしれない」
って言うのが見えてきたかもしれないけども
それがないから、Bオデの焼き増しぐらいにしか見えないんだよね
というか、Bオデの時の方が上手いような気さえしてくるし

そう考えると、そもそもこの大会に出場すること自体、早かったのかもしれない
思うに、普段からこういう曲以外をあまり歌っていないだろうから
色んなジャンルに挑戦してから出場するぐらいのが良かったのかもなあ
今それを言ってもしょうがないけどね
Liam Price Bオデ動画 Bオデ記事 バトル動画 バトル記事

Gracie-Jayne Fitzgerald
(曲:Many Rivers to Cross - Jimmy Cliff

ちょっとやり過ぎなように思うかなあ……
ううむ……、どうなんだろう……
例えるなら、ダイナミックな曲をパワフルに歌う時
がなり声で歌う様に、喉を鳴らすように歌う技法があるじゃない
あれを、ここぞってポイントで使う分には良いんだけど
ことあるごとに、その歌い方をぶち込まれたら、すごく聞きづらいよね
それに近い歌い方をしているように感じて、私はあまり良いとは思えなかった

グレイシーの特徴である、「え」の音を強調するような声の出し方
Bオデの頃から、その歌い方が私はちょっと鼻についていた
ただ、Bオデやバトルでは、その声の出し方がそこまで使ってなかったから
特にコメントするほどでもなく、そのまま評価していたんだけど
今回の歌唱は、その「え」の音が強調されまくってて
私にとっては、ものすごく耳障りな歌唱に聞こえてしまった

そもそも、私はこういう「え」を強調するような
「べー」って舌を出して、舌の上で音を転がすような歌い方が苦手なんだよね
だから、こうやって「あ」の音も全部「え」にしてしまうんじゃないかって勢いで歌われると
歌唱全体がすごく汚いものの様に思えてくるという

Bオデやバトルは、ここまで強調していなかった
いや、Bオデでははっきりとこういう歌い方をしていたけども
あの時は、それこそここぞってポイントだけで使ってたから
まだ、味のある歌唱ってことで、効果的に演出されてたから
今回みたいに、それだけに頼るような歌い方は、正直好きじゃない

というか、この曲の中身を表現する上で
そんなに乱暴な歌い方をしていていいんだろうか
Gracie-Jayne Fitzgerald Bオデ動画 Bオデ記事 バトル動画 バトル記事

Chloe Dring
(曲:Warrior - Demi Lovato

こういう歌い方だよ! こういう歌い方をして欲しかったんだよ!
リアムとグレイシーの歌唱に必要な要素が、クロエの歌唱の中にある
二人とも、歌唱全体の構成でダイナミックさを演出させるように歌ってたけど
クロエはその上で、しっかりと歌唱に抑揚をつけて歌えているから良かった
あれ、なんでそんな基本的な所で感動しているんだろう

クロエの今回の歌唱、これは間違いなく彼女のベストバウトだわ
バトルよりも、Bオデの歌唱よりずっと良かったと思う
グレイシーの歌唱が、迫力の押し売り状態になってたのに対して
クロエは歌唱力が高いのはもちろんの事
歌詞に書かれてある言葉の、一言一言をちゃんと歌っていたし
そこに、自分の姿を重ねて歌っている様な気がしてならない
この曲を通して自分を表現しているだろうってのが伝わるよね
Warrior と繰り返し叫ぶクロエの姿が胸に響く

今回のみんなの歌い方的に
サムはなんかもう、別格だから置いとくけど
他の出場者たちと違って、カラオケじゃない歌唱
心を持って歌う姿勢が、今回のクロエにはあるように感じられたよ
Chloe Dring Bオデ動画 Bオデ記事 バトル動画 バトル記事

結果、勝者は Gracie-Jayne Fitzgerald に
ほああああああああ!?!?
マジで!?!?
いや、バトルまでだったら、私もグレイシー>クロエだったけども
今回はグレイシー<クロエだったと思うんだけど!?
賭けてるものの重みが全く違うような歌い方してたもの、クロエ
まあ、ユニークではあるんだけどさ、グレイシーは


全体の感想
ということで、準決勝のパフォーマンスはここまで
いやあ、最後の最後でひっくり返ったなあ
ピクシーチームまでは、もう一択間違いなしって感じで決まっていってたのに
まあ、グレイシーとクロエは、ほとんど実力が拮抗してたとも言えるし

しかし、先週に引き続きどころか
先週以上に濃い番組になってたね、今週のキッズ版
そりゃまあ、さすがに準決勝ともなれば
残るべくして残ったって感じの出場者で固まってくるけどね
ピクシーチームだけじゃなく
何気に、他のチームもちょっとした波乱みたいんことにはなってたし
だって、コーチ陣の指導や選曲がなあ~
上手くはまってる出場者はハマってたけども
どうにもなってない人が多かったように思うからね
……ん? 内容が濃かったのか薄かったのかどっちだ?
自分で言っててなんかよく分かんなくなってきた

決勝進出の出場者たちに関しては、概ね濃い歌唱をしていたね
特に、サムとシャンシャンの二人は驚きの歌唱だったわけだし
んで、通ったキーラが、何とも評価に困る状態だったのと
ジョスリンの歌唱がかなり悪かったって言うので
印象に残りやすい歌唱が多かったという

でも、ジェスチームとピクシーチームが
全体的に、退屈なコーチングだったのがねえ

ともあれ、改めて決勝進出した出場者たちを整理すると
ウィルのチーム Lil Shan Shan
ジェスのチーム Keira Laver
ダニーのチーム Sam Wilkinson
ピクシーのチーム Gracie-Jayne Fitzgerald

さて、優勝は誰がなるのか
一番優勝に近いのって、多分キーラだと思う
ただ、選曲によってものすごく左右されてしまうし
どうだろうなあ、次バラード系を歌っても、既に飽きられてたら恐いよなあ
んで、キーラ以外で優勝のポテンシャルがあるのは、もうサムしかいない
今回、マジがいなく一番はサムだったと思うし
シャンシャンとグレイシーは上手く歌うだろうけど、優勝厳しそうだしな

誰が優勝してもおかしくないと思うし
誰が優勝しても素直に喜べるかな、って思うけど
キーラかサムのどっちかに優勝して欲しいな、私は

というようなところで、次回、決勝です
ああああああああああどうなるんだろううううううううwwwwwwww


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サムネ
https://www.youtube.com/watch?v=pwZXF48dddo
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